202406月号 帰命阿弥陀仏・無量寿如来

 梅雨の時期を迎えました。雨はすべてのものを潤してくれます。教化部で写経を行ったとき、小雨が降り、静かな中で写経に身が入ったことがありました。
 六月十七日は大聖師谷口雅春先生の三十九年祭で、総本山で午前十時より開催されます。当日は年祭の模様をフェイスブックの「生長の家〝森の中のオフィス〟」で配信されます。沢山の人が参加されますようご案内致します。
 昭和六十年五月二六日に谷口雅春先生が「団体参拝練成会」で信徒を前に最後のご講話をなさったことが『生長の火をかざして』〝永遠の谷口雅春先生〟の中に掲載されています。その御講話の一部を紹介します。
 『「正信偈」という仏教のお経は、〝帰命無量寿如来、南無不可思議光〟という書き出しで始まっておりますね。帰命とは、イノチの元へ帰って考えてみるのが帰命であります。そしたら皆さんは皆、無量寿如来のイノチを頂いて、で、ここに生まれ変わってきておられるのである。皆さんは、ここへ生まれてから真宗の信者になったとか、阿弥陀さんの信者になったとかいう、そんな浅い因縁ではない。命の元へ帰っていったら、無量寿如来、いいかえると阿弥陀如来であります。
・・・・拝む世界に悪は出てこない。「合掌すれば妙楽の世界いま開く父ををがまむ母を拝まむ」という僕の歌があります。・・・・・父と母だけじゃないすべての人間は、無量寿如来の、おんなじ命の兄弟であるから、父を拝まん、母を拝まん。それだけじゃない。すべての衆生、すべての人類を拝まして頂きます、とね、そういう心になったら、その心が以心伝心相手に伝わって、それが世界中に広がるようになれば、戦争はなくなる。』と書かれています。
 本源の生命に帰ることが生長の家の根本真理であると最後にお示し下さいました。
 私たちはとかく現れである現象世界を摑んでどうにかしようとあくせくして迷います。そういうときにこそ私の生命は無礙光如来、本源の神様と一体の掛け替えのない生命であると信仰の元に帰ることが本源の神様と直結し、造化三神に帰一することになります。根元に帰るために三正行をシッカリと実行しましょう。

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