202410月号 五穀に感謝
9月14日と15日に行われました「さきたま一泊見真会」は、会場の生長の家本部練成道場(飛田給道場)に128名(内全期参加者48名)が集まり盛大に行われました。久しぶりに一泊で、しかも飛田給道場での見真会でしたので参加された方々は広々とした会場で昔の練成会の雰囲気を味わいました。
10月28日は「谷口清超大聖師十六年祭」が“森のオフィス〟で執り行われ、フェイスブックにて同時配信されます。教化部でも大道場のスクリーンで配信を受けます。各個人でも生長の家公式サイトで受信できます。『甘露の法雨』を用意してご参加ください。
10月には新米が出まわりますね。日本は昔から五穀、特にお米に感謝を捧げてきました。10月17日は『神嘗祭』と言って天孫降臨の時、天照大神様から民の食べるものとして稲穂を頂いた、そのご恩に感謝する御祭として、今でも宮中と伊勢神宮では厳かに行われます。入江相政編の『宮中歳時記』には次のように書かれています。『神嘗祭は、古来、伊勢神宮でその年の新穀を天照大神に奉るご祭典であった。神代の昔、天照大神が穀神から五穀の種子を得られ、天狭田長田にお播きになって収穫されたのがわが瑞穂の国の農産の大本である、ということから起こったものである。外宮では十月十五日午後十時と十六日午前二時の二度、内宮では十六日午後十時と十七日午前二時の二度行なわれる。これを由貴大御饌供進の儀といわれている。この神嘗祭は、いうまでもなく、昔から神宮第一の大祭であった。』これと同じく大切なお祭りが『新嘗祭』です。同書には『新嘗祭は、天皇陛下が神嘉殿において、その年に収穫された新穀のお初穂を天照大神をはじめ八百万の神々にお供えになり、また自らも召しあがる行事で、最も古くまた最も大事にされてきた祭儀である。(中略)新嘗祭神嘉殿の儀は、夜中のご祭典であって、「夕の儀」(午後六時から八時まで)と「暁の儀」(午後十一時から午前一時まで)からなり、同様な儀式が二回行なわれる。』と書かれています。このように天照大神様から頂いた稲穂と蚕を大切に宮中では育てています。戦前は新嘗祭11月23日が終わるまでは国民は新米を頂かなかったそうです。このようにお米を大切に感謝の気持ちで頂きたいと思います。