202512月号 禊祓いですべてを浄めて

11月21日は「龍宮住吉本宮秋季大祭」が厳かに執り行われました。その中で印象的だったのは私たちの書いた誓願券が三宝に入れられ、高い階段を神官が運ばれる映像です。丁寧に納められた誓願券は1年間本殿で神様の祝福を受け、私たちを護り、導き給うのだなと深く感動しました。
22日は「谷口雅春大聖師御生誕日記念式典」が厳粛に行われました。最後に生長の家総裁・谷口雅宣先生のお言葉がありました。その中で先生は神想観の大切さをご教示くださいました。私達は神想観を毎日励んで現在意識、潜在意識を浄めて邁進しましょう。
12月24日に埼玉教区では「大祓」の御祭を行います。終わったらもう一枚と残りは総本山に送り、12月31日に龍宮住吉本宮にて大祓の御祭りで焼却されます。生長の家の大祓は大乗の大祓です。『総本山の祭祀作法教範』では次のように書かれています。
『谷口雅春大聖師は昭和五十五年十二月三十一日の「大晦大祓並びに浄心行」に於いて、『にせものは皆ふき祓へ大空の無きこそもとのすがたなりけり』と祈られました。更に、「虚妄をみな吹き祓って、実相完全の世界を現すのが大祓いであります。この世界が物質の世界であると思っておった考えを全部祓い浄めて〝物質は無いのである〟という根本的な真理を悟ることが本当の大乗大祓の儀式である。」と御説き下されておられます』
ここが一般の大祓と違うところです。一般では一年間の罪汚れを祓うものですが、生長の家の大乗の大祓は現象無し肉体無し、罪なしの根本的な現象を捨てきって神一元の世界に超入していく、生まれ変わりの大祓です。
禊祓いの根源は、伊耶那岐神が伊耶那美神恋しさに黄泉の国に行ったので禊祓いをしたことに遡ります。禊祓いの時、伊耶那岐神は自分の頼っている杖とか自分を縛っている帯や衣や冠や飾りを全部投げ捨て真っ裸になって水の底をくぐりました。私達も現象に頼っているすべてを捨てきって神様の世界に飛び込むことが大切です。以前生命学園の指導者の勉強会で最初に書道等を習ったときは、まず恥をかけと教わりました。何事もうまくしようとか体裁を捨てて空っぽになることが大切です。
12月はよくベートーベンの第九交響曲を演奏しますが、日本の指揮者で第九を500回演奏したという小林研一郎さんがNHKのテレビに出ていましたが、未だに第九を追求しているそうです。黒澤明監督が映画「赤ひげ」の中で第九をスタッフに聞かせ、この響きが出ないとだめだと言われたように、私達も毎日宇宙に向かって、どんな言葉を鳴り響かせるかです。

